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森博嗣「キラレ×キラレ」に真打登場

今回は森博嗣のXシリーズ第2弾「キラレ×キラレ」です。
既に第3弾である「タカイ×タカイ」が出ていて、
先日読んだばかりなので、復習も兼ねての書評です。
(結構ネタばれなので、読んでない方は悪しからず)

連続切り裂き魔の話なのですが、結局のところ、
動機は真鍋瞬市が語るように恋する男性との「話のネタ」が
欲しかったってことになるんですかね?

トリックとかは特に目立つようなものはなかったですが、
いつものことながら、登場人物の会話の中に、
事実を展開していく手法は読んでいて、
楽しくなってくるし、見事だと思います。

でもとにかく本作はなんといっても最後に登場する
西之園萌絵に全てかっさらわれた感じがあります(笑)
どうしてもこのキャラだけはインパクトあり過ぎですね。
名古屋から転勤してきたばかりの設定なので、
ちょうど、Gシリーズの最後?の「ηなのに夢のよう」
からリンクすることになります。

ここからGシリーズとどう融合されていくのか、
はたまた全然関係ないところに繋がっていくのか
楽しみではありますが、あと何作くらい続くんだろう?(笑)

キラレ×キラレ (講談社ノベルス (モF-39)) Book キラレ×キラレ (講談社ノベルス (モF-39))

著者:森 博嗣
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(森博嗣「キラレ×キラレ」関連のココログ)
まじょ。のミステリブロ愚
弁護士一期一会
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水色パステル

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奥田英朗「サウスバウンド」の爽快感

今回は奥田英朗の「サウスバウンド」のご紹介。
この作品は2006年本屋大賞の第2位となった作品です。
(ちなみに同年1位はリリー・フランキーの「東京タワー」)

奥田英朗の作品を読んでみたかったというのもあって、
映画化に併せて文庫化されたので、買ってみました。
(豊川悦司が主演です)

元過激派の父親とそれに翻弄される家族の物語。
何せサウスバウンドとは「南へ」という意味だそうですが、
実際に父親の気分ひとつで東京の生活を捨てて、
西表島までひとっとびし、無人島のような島で
暮らし始めるという破天荒ぶり(笑)
全体的にかなり笑えます!

大企業に不法と言われようと立ち退こうとしない
その意思と奔放さは読んでいて爽快感すら覚えます。
実際にこんな父親だったら苦労すると思いますが、
いい父親かと言われれば、イエスと答えてしまいそうな
ある種の理想像を持った父親です。

ちょっと前に書いた「GO」にも父親が出てきましたが、
若干だぶる気がしました。
情けない父親が多い中で、こういう父親が
今は求められているのかもしれませんね。


サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1) Book サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)

著者:奥田 英朗
販売元:角川書店
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サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2) Book サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)

著者:奥田 英朗
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する


(奥田英朗「サウスバウンド」関連のココログ)
だいたい、そんな感じです。
Heart Beat Club Blog
のぶろぐモノローグ
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読書は素晴らしい

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夏目漱石「夢十夜」の不思議

はてさて3日連続の更新となりました。
といっても微妙に日を跨ぎそうですが。

今回は全然趣が変わって、突如として夏目漱石を読みました。
きっかけは斎藤孝さんのベストセラーである
「声に出して読みたい日本語」の中に「夢十夜」が
入っていて、その文章が気になったからでした。
(上記にはCDが付いていて、それを聞いたのです。)
ちなみに恥ずかしながらそれまで「夢十夜」という作品が
あること自体知らなかった私。。。

読んだのは「文鳥・夢十夜・永日小品」という文庫で、
6つの短編・随筆が収められているのですが、
やはり「夢十夜」が一番不思議な感じで面白いです。
その名の通り、第一夜から第十夜まで
十章の構成になっているのですが、
特に各章の繋がりはないように思われます。

まず冒頭の出だしが印象的です。
「こんな夢を見た。」
これが第三夜まで続くので、ずっとこの調子かな?と思うと、
第四夜は違う出だしで、第五夜はまた上記の出だし、
そっから先は全く違う出だしという一貫性の無さ(笑)
私としては、随筆の変形版という風に解釈しています。
それぞれの話はいずれも趣としては、
「世にも奇妙な物語」のような感じです。
(たまに本当に日記のようなものもありますが)

文庫で30ページほどの作品ですので、
たまには古典でも読んでみたいとか、
ちょっと普段とは違うものを読んでみたいという方に
お薦めしたいと思います。

文鳥・夢十夜 Book 文鳥・夢十夜

著者:夏目 漱石
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(夏目漱石「夢十夜」関連のココログ)
作品そのものの書評は無さそうでした。

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森見登美彦「太陽の塔」に抱腹絶倒

本日も更新です。
2日続けての更新はいつ以来だろう?
と思って調べたら2007/6/2~3でした。。。
半年以上ぶりですね(笑)

それはさておき本日は森見登美彦の「太陽の塔」です。
この作品は 第15回日本ファンタジーノベル大賞を
受賞した作品なのだそうですが、
ちょっとファンタジーとは違うかな?という感じです。
一応SFではないし、現実にあっても
おかしくはないという意味で。。。

舞台はその題名からも分かる通り大阪、そして京都。
太陽の塔は岡本太郎が大阪万博の時に作成した塔です。
私もモノは分かるのですが、実物を見たことがない為、
ぜひ見てみたいと思っているモノのひとつです。
確か以前読んだアタック25の児玉清氏が推薦していた
「水曜の朝、午前3時」が万博の時の話でした。

内容は簡単に言うと「ストーカー日記」に似て非なるもの(笑)
とある妄想癖(?)の大学生が彼女だった女性を
いわばストーキングし、復縁(?)するまでの話です。
その間、筆者独特のそれだけで笑える単語が連発されます。
「ごきぶりキューブ」「ええじゃないか騒動」等々・・・^^。
かなり笑える抱腹絶倒の物語です。
読後感は笑う門には福来るという感じでかなり爽快です。
是非、お試しあれ!

太陽の塔 (新潮文庫) Book 太陽の塔 (新潮文庫)

著者:森見 登美彦
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(森見登美彦「太陽の塔」関連のココログ)
+-- yama no anata --+
++ zakkan ++
浮遊図書館(別館)
「(新)極私的視点」ブログ
くすこのひとりごと
太古の海から銀河の果てまで   毎日がびっくり
大貧帳
つれづれ読書日記。


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そういえば。。。

そういえば、書くのを忘れていましたが、
テンプレートを冬らしいものに変えてみました。

見てるだけで、ますます寒くなりそうですが、ご容赦を!

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重松清「流星ワゴン」に見る親子関係

またもや久しぶりの更新になってしまいました。。。
年末にまさに人生におけるターニングポイントもあったこともあり、
2ヶ月以上もほったらかし状態でした。

その間にもかなりの量の本を読んでいました。
なにせ色々と忙しくても通勤の時間とかは減りませんから(笑)
既に20冊ほど溜まっています。
これからは更新できる時間も取れると思うので、
頑張って少しずつでも更新していこうと思っています。

そして今回は初めて読む重松清の作品で、「流星ワゴン」です。
当作品は特に何か賞をもらったとかではないようですが、
重松清の代表作として位置づけられているようです。
色々なHPを見ても最も人気のある作品になってたりします。

話としては冒頭からSFファンタジーの要素が強く、
割と現実的な話が好きな私としては、あまり期待せずに
読んでいたのですが、いつのまにか家族とは?とか
夫婦とは?ということを考えさせられてしまった作品です。

世代の違う二つの親子、片方は血も繋がっていない親子の
人生や境遇を通して、親子の形について問題を
否が応にもつきつけられてしまうのです。

もし普段、最近ちょっと親と疎遠だなぁとか、
子供と話をしていないなぁとか思っていても
なかなか行動に移せない人がいたら、
これを読んだら行動に移せるかもしれません。

但し、少しだけ思ったのはちょっと前に映画にもなった
浅田次郎の書いた「地下鉄(メトロ)に乗って」と
似ているなぁと思いました。
主題はやはり時代を超えた「親子愛」。
こちらもおすすめです。
(と思っていたらやはり同じように感じていた方がいました!
 →下記「The Wrong and Winding Road」のリンクご参照)


流星ワゴン (講談社文庫) Book 流星ワゴン (講談社文庫)

著者:重松 清
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(重松清「流星ワゴン」関連のココログ)
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