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夏目漱石「夢十夜」の不思議

はてさて3日連続の更新となりました。
といっても微妙に日を跨ぎそうですが。

今回は全然趣が変わって、突如として夏目漱石を読みました。
きっかけは斎藤孝さんのベストセラーである
「声に出して読みたい日本語」の中に「夢十夜」が
入っていて、その文章が気になったからでした。
(上記にはCDが付いていて、それを聞いたのです。)
ちなみに恥ずかしながらそれまで「夢十夜」という作品が
あること自体知らなかった私。。。

読んだのは「文鳥・夢十夜・永日小品」という文庫で、
6つの短編・随筆が収められているのですが、
やはり「夢十夜」が一番不思議な感じで面白いです。
その名の通り、第一夜から第十夜まで
十章の構成になっているのですが、
特に各章の繋がりはないように思われます。

まず冒頭の出だしが印象的です。
「こんな夢を見た。」
これが第三夜まで続くので、ずっとこの調子かな?と思うと、
第四夜は違う出だしで、第五夜はまた上記の出だし、
そっから先は全く違う出だしという一貫性の無さ(笑)
私としては、随筆の変形版という風に解釈しています。
それぞれの話はいずれも趣としては、
「世にも奇妙な物語」のような感じです。
(たまに本当に日記のようなものもありますが)

文庫で30ページほどの作品ですので、
たまには古典でも読んでみたいとか、
ちょっと普段とは違うものを読んでみたいという方に
お薦めしたいと思います。

文鳥・夢十夜 Book 文鳥・夢十夜

著者:夏目 漱石
販売元:新潮社
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(夏目漱石「夢十夜」関連のココログ)
作品そのものの書評は無さそうでした。

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